682、海に遊ぶ(回想のいわき平2) |
福生になくて磐城平にあったもの、それは海である。小名浜や四倉の海水浴場で泳いだり、砂浜で遊んだりしたこと、、勿来や大洗海岸などを家族と尋ねて眺めた大海の印象が忘れられない。のちにアメリカの内陸部デトロイトに暮らしていた時、大人になってもほんとうの海を見たことがない人がたくさんいたことに驚いたことがあった。住む場所によっては海ってそういうものなのだ。ものごごろついたばかりの幼い自分にとっても海を知り、海を体験したことの衝撃は計り知れないほど大きかった。
おうい雲よ
ゆうゆうと
馬鹿にのんきさうじゃないか
ずっと磐城平のほうまで
いくんか
The earth tomb of Tenshin Okakura at Izura shore (A photo from the net)