742、フランス語再挑戦 |
6月2日から大学のコロナ対策の行動指針が一段階下がって、入室が可能となった。4月、5月と2ヶ月間主として自宅での自粛生活を余儀なくされていたので、収束に向けて一歩前に進んだ感じがして少しホットしている。
日本におけるコロナ感染の実態やほんとうの危険性が不明なまま(なぜアジアの感染者・死者が少ない?感染の実数や集団免疫の程度は?第2波の可能性は?マスクの予防効果はどれだけ実証されてるの?野外でのマスク着用までほんとうに必要なの?などなど)の感染対策や感染対策のためだけの新常態の設定など、しっくりいかないことが多いが、まあこの状態が長く続くことはあるまいと思われるので、あまりごちゃごちゃ言わずにやっていくしかないだろう。
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マスク、マスク
いつでもどこでもマストなの?
みんなするからマスクつけるの?
Mask, mask,
Is it a "MUST" anytime and anywhere?
Because everyone does do it
Should we wear it?
2ヶ月近くに及ぶ自粛生活は、自分にとってはやがてくるだろう "隠居生活" の予行演習みたいなところもあり、そのなかで何がほんとうに大切なことかと生活を見直すチャンスにもなり、悪いことばかりではなかった気がしている。庭や畑、周囲の自然との付き合いも深まった。一つこの機会にと取り組んだのが、35年前に戻ってフランス語の習得に再挑戦することだった。一つには突然カミュの La Peste をもう一度読んでみたい、できたら原語でと思い込んでしまった。2つ目は、最近どうも物忘れがひどくなってきていて(昨日食べたものがなかなか思い出せない!)脳の訓練で少しは認知症の予防になるかもしれないとの思いもあった。
Three old dictionaries used for the second challenge of French
まず、35年前、フランス留学のとき使った基礎単語の本を何度も読み返して、基本1200語をマスターすることにした。これはなんとかものにできた。動詞の変化なども少しづつ思い出してきた。でも、それだけでは Camus は読めない、語彙があと3000は必要だ。5000語まで載せてある別の辞書を読み始めたが10頁ほどAの項目の途中まできて嫌になって挫折。それで辞書をひかずに日本語の対訳と照らし合わせて語彙を増やしていくやり方に変え、やっと7−8ページまで La peste を読み進めたところで6月となった。Camus の文学作品の薫り、やっぱりすごいなと感心しながら。でも前途多難、まだネズミがあちこちで死に始めた所あたりだ。
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色褪せし古辞書めくり
ふらんすへ思ひは還る
三十余年の歳月
When I turned the used dictionaries of French
Which faded dark in the time
My memory was returning to France
The time of over 30 years has passed then
後期高齢者の語学訓練、少しは認知症の予防になるのかなあ? まあ楽しいし、やらないよりいいか。
今年中には運転免許の更新のため、認知症のテストを受けることになっている。これもいやだが(いったい誰がこんなこと決めたの?)決まりなので仕方がない。もしだめそうなら試験官に「あのう、自分はまだこの年で、アルツハイマー病の予防法の研究にとりくんでいるんだけど、、それなんで、それに免じて、なんとか試験は許してくれませんか?」とでも言ってみるつもりだが、、やっぱりだめかな?
Concord:red Rhododendron, white Ryukyu Azalea, yellow Golden Chains, and pink-colored Crematis Montana began to bloom in the garden of June (June 2).